2021.04.27
こんにちわ。シンソエの宮地です。
不慣れですが、少しずつブログを更新したいと思います。よろしくお願いします。
専門職らしく、介護について書かせていただこうと思います。
私事ですが、昨年頃より、私も父の介護が始まりました。
父は今年77才です。現役時代はそれはそれは働き者の父で、大人になってみて、私は父を尊敬していました。
3年前に母が他界し、父は急に一人暮らしになりました。
母は、父には好きな事をいう少し強め女性でしたが、父は以前から、生まれ変わってももう一度母と一緒になりたいと言っていました。
車が大好きな父ですが、2年前の免許の更新で、認知機能検査に合格できませんでした。
病院で検査したところ海馬の萎縮が認められ、免許返納となりました。
車で孫の送り迎えをすることが生きがいのようになっていた父は相当ショックだったようで、孫に泣きながらこの話を打ち明けたようです。
当時病院では飲み薬が処方されましたが、服薬管理がうまくいかないまま、1年ほどはさほど変わりなく過ごしていました。
しかし昨年頃より、日常生活に支障がでてきました。
短期記憶の欠落は想定内にありましたが、目立った症状は被害妄想でした。
元々優しすぎたり人に気を遣い過ぎる性格でしたので、それが裏目にでた、という印象でした。
例えば、家族で楽しく食事した後、急に、自分がいらない事を言ってしまい孫を怒らせ、
孫がずっと自分をにらんでいた、と酷く落ち込んだり、誰かが家に入って物やお金を盗っていく、
町内会の役がうまくできないから家にいれなくなるかもしれない、というような不穏な発言が日常的にでてきました。
不安からか、家族に何度も何度も電話をし、とんでもない電話代になる事もありました(今はかけ放題にしたので安心です)。
認知症って、忘れるから楽かと思われがちですが、父の症状を目の当たりにし、本人はとてもとても不安で辛いんだな、と実感しました。
私も働き盛りですので、ずっと一緒に過ごす事はできませんが、一緒に通院し、処方された貼薬を家族で交代して毎日貼り替えに行くことから始めています。
それでも父の被害妄想や不安は治まりませんが、父の認知症に、私はできる限り寄り添いたいと思います。
また色々なエピソードや私の気づきなど、あげさせていただきます(^^ゞ